2010年 06月 30日
今日は溶接について。溶接の上手、下手。よく表面のビードの形状で判断されがちですね。実はそれだけでは何も分かりません。如何に確実に裏まで溶け込んでいるか。これが重要です。特にタンク等、液体を入れる容器になるとなお更です。しかも、仕上げる段階では少なからず表面のビードを削り落とすわけですから。 理想は、最小限の入熱で確実に裏波が出ていて安定した綺麗なビードを出すこと。逆に言うと諸条件を満たした溶接をすると勝手に均一な綺麗な溶接になってしまいますね。私はまだまだ修行が足りませんがね・・。 裏から見たところ。 ズームアップして。 表はこんな感じ。 細かいところまで言うときりがないので色々な注意点は説明しませんが・・・・。 ちょっと企業秘密的な情報をお教え致しますよ。 溶接機のセットアップデータ。 ・プリフロー 1秒 ・初期電流 10A ・アップスロープ 1秒 ・パルス電流 135A ・ベース電流 4A パルス周波数 500Hz ・ダウンスロープ 1秒 ・クレーター電流 10A ・アフターフロー 3秒 ・パルス幅は20% 電極は二段円錐形に研磨。(トリタン赤使用)またセリタン灰色を使用する場合はトリタンの研磨角度+15度程度で研磨すると大体同じ位の溶け込みが得られる気がしますよ。 カッチャン、やってみて。溶接しててもタンクが熱くなりませんから。歪みも最小限で済みますよ。 このデータを元にして自分なりにセッティングして見てください。もっと極めたい方は連絡下さい。教えれる範囲でお教え致します。
by o_s_s_00
| 2010-06-30 14:23
| メタルフォーミング
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